日常

観察

自分の重心がしっかりしてくると、人に対してもそう思えるようになってくる。
この人はこの人の道をたどっている。それで大丈夫。なぜなら自分だって私の道をたどっていて、大丈夫だから、というふうに。

(ここからは血なまぐさい話です)
先日、夜中に大量の経血が流れ始める感覚があった。起き上がって歩くうち、これは尋常じゃない、と思ってそのままお風呂場に。小さいバケツ一杯分ぐらいの出血がどどどと出た。布団やシーツをはがして洗って洗濯機に入れて、着替えて、タオルケットにくるまって横になる。お腹が痛い。
薬飲もうかな、それとも、と思ううち、眠くて面倒なのもあり痛みに集中してみることにした。
お腹の中の粘膜がそよそよと海藻みたいに動いている。
波がやってくるたび海藻は動く。次の波、また動く。
海藻の動く部分がじわわんと光る。ああ、これが痛みか。
痛みといっても、生命活動なんだなぁ。
そのうち、海藻の根元からじわじわとなにかが滲んできて、
痛かった部分全体がぼわー、と薄い光に包まれて、波がごく浅くなる。

こんなふうに観察して、自分は大丈夫、を重ねている。

2 Comments on “観察

  1. まずは心配。
    大丈夫かなぁ〜病院行ってね。
    自分を丁寧に見つめていて良いです。
    でも何日か続いたりしたら辛いので
    必ず病院に行ってください(2回目)。

    自分の重心。
    時に浮き上がってる時もあるけど
    そんなに乱高下もしていないかも。今。

    こうやって言葉にしてもらいながら
    日々日々自分を確認させてもらってるよ。

  2. umiさん ごめん、心配かけるつもりじゃなかった。病院は定期通院してるから大丈夫。手術をしないで逃げ切る作戦なんだけど最後の最後までしんどいよ。でもね、やられっぱなしじゃないように観察してみたらけっこう面白かった。
    もちろん異変を感じたらすぐ診てもらうね。

    重心を持ちつつ、それが重すぎないようにすればいい風が運んでくれるんだよねきっと。飛ばされて次の景色がそろそろみたい感じがする。

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