日常 - 言葉について

なんだって

「あなたのままでいい」と言われるより「なんだっていいよ」が嬉しい。私も「なんだっていいよ」と返したい。強いベクトルは生まれないかわり楽に息ができる。自分の実体のなさを受け入れられる。今日の朝、布団の上でかちかちの首と肩、こめかみを感じて思ったこと。

半年前ぐらい、工事している人が先輩らしき人に「しっかりしろよ」と大声で言われてるの見るだけで泣いていた。今はそうではなくなったけど、折れてたときの気持ちは全部克服しなきゃいけないわけでもないなと思う。風邪をひくと動きすべてが億劫になることを思い出すみたいに、あの感じを体に残しておきたいと思う。

あと、その日道路を歩いていたら、冬の桜の木なんだけど、私に話しかけてくれてる気がして、木につつつと近づいていって幹に寄りかかってじっとしていた。ざらりと、ひんやりして、少しだけ桜餅の匂いがした。あのときから冬の桜の木は私の恩人。

夏になり、陽を浴びて、悲しみや痛みを自己観察する力が戻ってきた。それらをそっこーでなしにしよう、抑え込めば消えると思っていたと気づいた。自分がわかってやればいい。悲しみや痛みはその役目がある限りいるし、役割を果たせば小さくなる、また大きくなることもある。それを眺めるようになった。

2 Comments on “なんだって

  1. 工事の話、それみて泣く気持ち、分かる。
    あれ、嫌だよね。大声っていうのも嫌。
    なんだろうね?自分は気持ちがいいのかね?
    私も同じような経験あり。

    冬の桜の木の恩人、そこに居てくれてありがとう。
    人じゃない何か に救われること、あるよね。
    調子がいいとか悪いとか関係なしに、その存在に気が付いて感謝できる自分でありたい。

    メソテス にね、「平常心が普段と変わらない精神状態を意味するのに比べ、中庸な心は、心が揺れ動くことは予め想定し、如何に理想的なそれに戻すかがポイント。」って書いてあって、なるほどなぁって思った。心が揺れ動くのは想定内って思ってることが大事。自分で知っていればそれでいい。結局全て単純ではなくて複合だから、そういう意味でもひとはなまものだなって思うよね。

    水族館かな?すごく綺麗!宝石みたいだねー

    1. umiさん

      おはよう。
      そう。大声とか大きい音とか立てて自分の意見を通そうというあの行為が嫌だ。わかってくれてありがとうね。いまは、潮風に同じような気持ちで、ありがとうって言ってるよ。
      もちろんumiさんのいつもくれる言葉に対しても。

      心を揺れ動くのは想定内。うん。生き物だっていうこと忘れないでいればなにがあってもなんとかなるし、最後は終えるのだ!誰だって。

      これねぇ、なんとなく動物の写真をのせたくて、「動物」って自分のフォルダを検索したら、ずーっと前のが出てきた。たぶん水族館だなぁ。どこのかなぁ。

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