「伝える」

今日も来週のための資料読み。
「他者と働く」宇田川元一著
のなかに、エーリッヒ・フロムの言葉があった。
なんかumiさんを思った。

「このように自分の生命を与えることによって、人は他人を豊かにし、
自分自身の生命感を高めることによって、他人の生命感を高める。
もらうために与えるのではない。
与えること自体がこのうえない喜びなのだ。
だが、与えることによって、かならず他人のなかに何かが生まれ、
その生まれたものは自分にはね返ってくる。
ほんとうの意味で与えれば、かならず何かを受け取ることになるのだ。
与えるということは、他人をも与える者にするということであり、
たがいに相手のなかに芽生えさせたものから得る喜びを分かちあうのである」
「愛するということ」エーリッヒ・フロム

そんな綺麗じゃないよ、私だって揺れてるよってumiさんは笑うかもしれないけど確かにこういうことがumiさんのいる場所で起こっているなぁと私は眺めている。

そうそう。前、漫画のストーリーを書くという付属的な頼まれごとに対して
料金を請求した、ということをぷりぷり書いた記憶があるけれど
今日、そのお願いを飲んでもらえた。
請求書を送ったあとに、
「部数のことなど、厳しい話も聞かせてくれてありがとうございます。
今後も、プラスアルファの作業があるときは、
私の忙し度の状況でできるときはサービスでやるし、
厳しい中でやるときは料金をお願いするかもしれません。
内容や、状況でその都度調整できたらと思います。
いっしょに記事を作っていく！っていう気持ちは
ずっと大事にしたいので。」
とメールしたら、
「涙出そうです。私もまさに同じ気持ちです」とお返事が来た。

ふっと思ってメールしてみて、相手の気持ちもわかって、
こちらの気持ちも伝えられた。
あのときもあのときも、伝えなかったな。飲み込んだなっていうことを
思い出すけれど、
これからは仕事のつながりでも日常でも
自分を貶めないでいれば、水のような、色のついていない言葉を
やりとりできるようになるかもと思った。

今日焼いた、酒粕オートミールクッキー。焦げた。おいしー。