日常

凪の朝

今朝は海の向こうに富士山が見えた。珍しい、凪の朝だった。

いつもの駐車場に行く途中の車の中で信号の変わり際に、「○○ね(彼は自分のことを僕とかでは無く自分の名前で言う)、こぐまが大学生になったらね」と言う後に少し空白があったから、なんだろうと思ったら「朝5時に自転車で走って朝焼けみる生活にしようかな」。私は「働くっていうのかと思った」という言葉が喉まで出かかっていた。けど飲み込んだ。きゅっと胸が痛くなったけど、それは我慢して飲み込んだのではなく「そうだよね、そうして少し先を見て楽しいって思えたなら良かったよ」と心から思ったんだった。

そう思うには、ここ1年ぐらいの時間があった。相手には相手の生き方がある。そうしてしっかりと距離をとった。距離をとったから、相手の気持ちや弱さやその中での頑張りもわかったしやってくれていることにも感謝をするようになった。距離を取らないと、いつまでも、要望ばかりが前に出て、引っ込まなくて、虚しい力の主張になったと思う。

私にも私の生き方がある。

だから私も、やりたいと思うことを見つけたいって思う。

2 Comments on “凪の朝

  1. なんか泣きたい。

    そう思える翠雨さんは 美しいなぁ と思う。
    映像のようにそのシーンは想像ができて
    翠雨さんの思考や気持ちの切り替わる感じまでも
    伝わってきた。

    そしたら。
    なんか泣きたくなった。

    私も。冷めてる場合じゃないのに冷めた気持ちが纏わりついて
    でもそれじゃダメなことは知っていて。
    だけど今日、この気持ちを教えてもらったから
    少し浮上した。うん、浮上させたい。

    ありがと。

  2. umiさん

    ありがとう。
    泣きたいって言ってくれるumiさんは、優しい。そして強いよ。

    想像してくれたその通りなんだろうと思う。そんな感じに、カチリとスイッチが切り替わった。
    そのほうがずっと自分が幸せだった。

    でも幸せになったから、そう思えたんだと思う。

    umiさんきつかったんだね。だってさ、私、ごはん食べるときにずーっといろんなものへの不満、怒りを聞かされるのだけでもきついもん。それだけじゃなく一日、ともに働きながらだとそりゃあ、堪えるよ。
    こないだ私、「そこまでにしよう。ごはん、おいしいね」って相手の話を切ったよ。相手も、言いたいこといっぱいあったけど飲み込んでいたな。
    お互い様なんだなと思った。

    それはそれ、なんだよ。

    私たちは、違う野望があるんさ。なんかわからんけどさ!

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