こぐまの受験が終わった。第一志望に合格。ありがたいな、がんばったね。
1月から、こぐまは毎週、週初めに手帳を持ってきて、「くま書いて」と言ってた。今週の目標は?と聞いて、「赤本やるー」。「よし、赤本やるぐま」とかいって面白いくまの顔を描く。
年末に高校で面談があったとき、「予備校、行かないの?冬休みの講座もありますよ」と先生に言われたけどこぐまは「最後まで自分の力でやりたいです」と答えてた。たぶんお金のことを考えてくれているんだろうけど、自分のペースを守りたいという本心もあったみたい。
入試の日、おにぎり弁当にくまの絵を入れておいた。おにぎりぐま。
「まま、お昼ごはんのときあの絵みて泣いちゃったよぉ」と帰ってから言ってた。
試験会場の教室で、同じメンツが、別の学部の入試のときにも同じ距離感で席についていて「カレー子ちゃん」「セーター男」とか名付けてた。
最後の2つの試験があるころに長女のパートナーが体調を崩し、いったん長女と生後2カ月の息子のるんが帰ってきた。私のベッドマットレスをたたんでかわいいカバーをかけて即席ベビーベッドに。やってきた日に抱っこすると、「うー、うくー」と話しかけて笑ってきた。「みーみーだよ」というとにこにこする。「るん、みーみーと仲良しだねー」と長女も覗き込む。
るんはご機嫌なとき、フランス語みたいに、のどの奥で音を出す練習をしていて、楽器みたいに優しい声を出す。その声は奥に届いて撫でられているみたい。でも次の瞬間には何かを思いだしたみたいに顔もお腹もまっかっかにして、「んねえ!」と泣く。
夜何度も起きるので長女がへとへとになり、昼間、外に連れ出さないとこれはなんともならないなという状況になり、抱っこひもに入れて散歩に出た。「るん、海見に行くよ」。風が強い。横殴りの冷たい雨。すき間時間に打鍵してる右手は腱鞘炎で腫れてる。傘を持つ指が痛い。でも、るんが服のすき間から顔を出して、公園の木や遊具をきょろきょろ、じーっと見てるのを見て、わくわくする。駅を通り過ぎたあたりから泣き出して、えーんえーんとやっているうちに熟睡しちゃった。
「るん、海ついたのに寝ちゃったねえ」。埠頭の波をじっと見る。抱っこしたおなかがあたたかい。私の髪の毛はくしゃくしゃで、おしゃれな結婚式場のガラスに自分が映って、まるで赤ちゃんを盗み出した山姥みたいだと寂しくなる。
長女が東京に帰って日常が戻った。夜眠れるようになって、変わらず頭の中はごちゃごちゃの忙しさで、ヘルペスが出来て唇が腫れてる。
こぐまは毎晩私の布団に潜り込んでおしゃべりする。
きのう久しぶりに高校に行った。あさっては卒業式。
「今日さ、○○にさ、デートに行こう的なこと言われてさ。おれ、恋愛っていうものを勉強したことがないから、とか言うんだよ、そんな言い方ってある?」「それはたぶん、相手に負担をかけないようにとか、いろいろ考えに考えて、一周まわってその言い方になっちゃった感じだな。で、なんて答えたの?」「勉強しなくていいよ!って答えた。遮った。あーあもう。あーあだよ」。
私は、「でもね、LINEとかじゃなくてさ、直接言ったんだよ。その勇気、何日前から考えてたんだろうと思うと、彼はがんばったなって私は思うよ。それに、ひとに告白しようと思うような気持ちのときって相手はすでに最高に幸せだよ。幸せというか不幸せというか……あれだけど、彼もたくさん受け取ってるんだと思うよ~」なんて、まとまらない気持ちを伝えながら、うん、そうなんだよなって思った。
これはこの間焼いたチーズパン。

読んでいて幸せな気持ちになった。
るんとみーみーとか、こぐまと頑張った彼とか。
ふわっと別世界に連れてってくれてありがとう。
るん はお名前?
るう とか るぅ とかもかわいいなぁとか
コメリからの帰り道で思ってた。
ほこほこの優しい日常を教えてくれてありがと。
うみんこ
読んでくれてありがとう。
私もね、もう頭が淀んでいてね・・・疲労。
でもこれ書いたらなんかゆるーんとラクになったの。
うみさんにもお裾分け出来て良かったぞ。
創=つくるくんなんだ。
るんるんとか つくるんとかよんでるよ。
るぅも いいね。
いろいろ発展させていこーっと。