きのう取材のあと、そのまま編集さんと雑談してた。
もう一件頼みたいんだけど、と以前私が別の週刊誌で書いた記事と同じ人で切り口を変えた取材について話される。
「連絡先は知っているから、送るよ」
というと、
「ああ~、自分がやる気はないってことねー」
って言うので
「いや、同じ人間が聞くよりも違う人が新しい気持ちで聞いたほうがその媒体に合った記事になるんじゃないかと。たとえば○○さんてどう?」と他のライターさんの候補を挙げた。
「他のライターさんの仕事ってあんまり見たことないでしょ? 言うけど、○○さんは全然取材のときにしゃべらないよ。相手が気をつかって話してくれるんだけど。で、原稿になってもコメントがほとんど入らない。自分はわかっているからもういいっていう感じ。そういう人って何人かいるよ」
「えー、そんなんじゃ書けないじゃん」
「でもそういう人もいるんだよ。あとは体の負担ね。私、ライターさんには2タイプあると思っていて、集めた情報を手元でちゃちゃっとまとめて原稿にする人と、いったん体に入れてから出す人。mimiiiさんは後者だから、書くテーマによっては体に堪えるでしょう? だから、今回のも、もうお腹いっぱいってことかなぁと。あるいは、こんまりちゃんみたいに、ときめかないからやりたくないの?」
と言われた。
「『ときめく?ときめかない?』で判断するってこと? ううー。ときめく取材というのは最近ないなぁ、特には」といいながら、ときめくとは?と考えた。
もしかしたら、ときめく、と思って仕事する人が前者で、何かを発火させて文章にまとめる。そして後者が私なのだとしたら、話して、話して、下に沈殿してきたものをすくう……暗い……。でも、書いていていちばん気持ちいいのはそういうときだ。暗い底から見ていると、光る泡がおりてきて、両手でつかめたような感触があるとき。
たとえば料理だとしたら、前者は強火の炒め物。後者はおかゆ。参鶏湯。そう考えたら私も炒め物的な書き方をすることもある。どっちもおいしいね。いろいろあるのがいいんだろうね。
おはよ
自分じゃない人のやり方って、聞いてみてもやっぱり他人の方法で。
自分にしっくりくる方法を大事にするのは
自分にとってもものすごく大事なことだなと思う。
ときめく かぁ
なんか分かるな。
きっと翠雨さんよりも地中で例えるともう少し地面に近い感覚なんだと思う。
もちろん個々に 自分のときめきポイント はあるから
全てにときめいているわけじゃないけど。
そしてそうじゃない仕事も多いはずだけど。
翠雨さんが ん?これは少し興味深いぞ!って思う感じが
誰かのときめきと同じくらいの熱量だったり。
仕事じゃないけど、私もときめきポイントは大事にしてて
心地よき に出会うと こころの真ん中がぎゅーってすることを知った。
文章でも絵や色合いでもなるよ。
あ。もんのすごく久しぶりにブログ書きました。
ただ、もんのすごく読みにくいのと、微妙な話でこれまた長いので
読んで嫌な気持ちにならないように。
って言われても困るかもだけど、一応お知らせ。笑
umiさん
読んでくれてありがとう。
へぇ~、こころの真ん中がぎゅーってするんだ。
それって、いいよね。
大事にしたいよね。
ブログ読みに行って、お返事書きました。
私たち、家でそのまま愚痴を言うと全然別のところから予想外の物がはね返ることがあるから
書きたくなったらお互い書こう。
ありがと
そーなんだよね。
喋り過ぎるとアカンなって知ってるので
あんまり言わないようにしてる。笑
でも時々は話してるよ。今んとこ平気なことが多い。
ここで聞いてもらえて助かってる。
甘えさせてくれてありがと♡
良いなと思うライターさんの記事ってたまに出会うけど
それはその人の気持ちが垣間見えるものであって。
でもそれは私が感じることで、人によっては
ただただ情報として捉えたいから、それ以上は要らないって
思っている人もいるんだと思われ。
そう、色々でいい。
そしてあり得ないくらい幅広く、いっぱいのジャンル書いているんだもの、
いろんな翠雨さんの文章で良いはず。
強火の炒め物も優しいお粥も、作り手の顔は想像できそうだなと思った。
(全く別人にはならないってこと)
umiさん
そうかそうか。
相方さんも変化してるんだね。よいよい・・・。
うちもね、ああもうぜんっぜんあかんやん!って思うときはだいたい相手の体調が悪くて
そーゆーこともあるね、おいらもだし。って思ったりしてるよ。
強火の炒め物も優しいおかゆも作り手の顔は想像できる・・いいこというなぁumiさん。
そのお言葉がすとんと届いた。
今日は、化粧品成分をiPS細胞を使って研究してる研究者の取材だったんだけど
わたしの浅い知識と浅い言葉が行き交っていて、いやーだめだーって疲れた日だった。
でもumiさんがちゃんと、よしよししてくれた。
よかったですわー またね。