カップの底にカチカチに固まったものがあり
きれいな水を勢いよく注いでもその塊は溶けなくて
なぜならその塊は何十年もそこにあるから
思い切ってカップを倒してみた
水だけこぼれ出て
塊はそのままだった
こんなカップを持っていることが嫌で
違うカップが欲しいと思ってた
塊のことを見ないでいられる場所が
どこかにあるんじゃないかって
カップを割ろうともした
カップはじっとそこにいた
カップを手のひらで包んでみた
カップは温かくなって
温かさが手のひらにも伝わって
私はしずかな気持ちになった
塊は柔らかくなって溶けてしまった
☆☆☆
夕方に文庫本のゲラを日付指定で出しに行って、帰り道に浮かんだ言葉。
明日は仕事しないで、元旦を過ごします。
たくさんのありがとうを。私はここまで来たよ。
いっしょに、あったかい飲み物を水筒に入れて、歩き続けようね。
すごいなぁ〜
変わったのは翠雨さんのものの見方、考え方、感じ方。
カップの底にあるもの に対して
手に包んで温めてみた その変化。
それが全ての答えだった。
時間をかけてここまできたのは翠雨さんの強さだと思う。
こちらこそありがとう。
そしてこんなに嬉しいことはない。そう思う。
翠雨さんと出会えて、わたしの人生は本当によかった。
きっと私たちは離れていてもずっと一緒に歩く。
いつでもいるよ、そしていつでもいてね♡
umiさん
ありがとう。
そうだよ。自分のてのひらがあったかいことを思い出したのは
umiさんがずっと私のために怒ったり泣いたりしてくれたからなんだよ。
えーん!
いつまでもいるからね。
umiさんもいてね。